Feature list/ja
以下はFreeCADに実装されている機能の包括的なリストですが、全てを網羅できているわけではありません。
リリースノート
主要な機能
基本機能
- マルチプラットフォーム FreeCADはWindows、Linux、macOS等で完全に同じように動作します。
- 完全なGUIアプリケーション FreeCADは完全なグラフィカルユーザーインターフェースを持っています。このグラフィカルユーザーインターフェースはQtフレームワークを利用しており、3DビューワーはOpen Inventorを元に作成されています。これによって高速な3Dシーン描画が可能になり、シーンのグラフィック表現の取り扱いが非常に容易になっています。
- コマンド・ライン・アプリケーション FreeCADはコマンド・ライン・アプリケーションとしても動作します。GUIはありませんが、図形オブジェクトを扱うツールは全て利用可能です。メモリーの消費量が少なくなる他、例えば他のアプリケーション用のデータを作成するためのサーバーとしてFreeCADを使用することも可能になります。
- Pythonモジュールとしてインポート可能 FreeCADをPythoモジュールとして他のアプリケーションに組み込み、Pythonスクリプトを実行できます。コマンド・ラインで実行したときと同様にFreeCADのGUIは利用できませんが、図形オブジェクトを扱うツールは全て利用可能です。
- ワークベンチ・コンセプト FreeCADのユーザー・インターフェイスでは、ツールはワークベンチによってグループ分けされます。これによってある作業を行う上で必要なツールだけを表示し、作業スペースを整頓された使いやすい状態に保ち、アプリケーションの読み込みを高速にすることができます。
- 機能・データー型の遅延読み込みのためのプラグイン・モジュール・フレームワーク FreeCADは核となるアプリケーションと、必要時にのみ読み込まれるモジュールやワークベンチから構成されます。ほとんど全てのツールや図形の型はワークベンチに含まれています。ワークベンチはプラグインとして動作します。必要になった時に読み込まれるだけでなく、個別にFreeCADに追加・削除できます。
- パラメーター連動オブジェクト FreeCADドキュメント上の全てのオブジェクトは、パラメーターによって定義できます。これらパラメーターは、いつでも変更し再計算可能です。オブジェクトの間の関連性を保持するため、1つのオブジェクトを変更すると、それに依存するオブジェクトにも自動的に変更が反映されます。
- パラメトリック・プリミティブ作成 立方体、球、円柱などのプリミティブ・オブジェクトは、その形状のパラメターを指定することで作成できます。
- グラフィカル修正操作 FreeCADは、3D空間内の任意の平面上で、平行移動、回転、拡大縮小、鏡像反転、オフセット(簡単なもの、あるいはJung/Shin/Choiで説明されているもの)、形状変換を行うことができます。
- 空間領域構成法 FreeCADは、空間領域構成法のためのブーリアン演算(和集合、差集合、共通集合)を行えます。
- グラフィカルな平面図形作成 直線、折れ線、四角形、Bスプライン曲線、円弧、楕円弧を、3D空間内の任意の平面上に作成できます。
- 直線押し出し・回転押し出し・断面・フィレットによるモデリング
- テストと修復 メッシュのためのツールを用意しています:ソリッド・テスト(面が全て連結して穴がないか)、非多様体テスト(形状が正しく接続され、連続した3D形状として扱えるか)、自己交差テスト、メッシュの修復(穴埋め、メッシュの整合性を確保するためにすべての面の法線ベクトルを外向きに揃える)
- 注釈 FreeCADでは、文字列や寸法に注釈を入れることができます。
- 変更履歴管理(アンドゥ・リドゥ) 変更履歴にアクセスすることで、FreeCADでの操作はアンドゥ・リドゥが可能です。一度に複数のステップをアンドゥすることもできます。
- トランザクション志向 変更履歴は、個別の内部処理ではなく、操作をトランザクションとして保持します。これによって各ツールは何をアンドゥまたはリドゥするかを正確に定義することができます。
- 組み込みスクリプト・フレームワーク FreeCADは組み込みのPythonインタプリターを搭載しています。ユーザー・インタフェース、図形、3Dビューアー上の図形表現など、FreeCADのほぼ全てにアクセス可能なAPIを用意しています。インタプリターは単純なコマンドだけでなく、複雑なスクリプトを実行できます。ワークベンチ全体をPythonだけでプログラムすることも可能です。
- 組み込みPythonコンソール Pythonインタプリターには、構文ハイライト、自動補完、クラスブラウザー機能を含むコンソールが備わっています。PythonコマンドをFreeCADに直接入力すると直ちに結果を返します。スクリプト作成者はその場で機能をテストしたり、FreeCADのモジュールやワークベンチの中身を調べたりすることが可能で、FreeCADの内部構造を理解することも容易です。
- ユーザー操作のミラーリング ユーザーがFreeCADのユーザー・インタフェースで行う操作はPythonコードとして実行され、そのコードはコンソール上に表示されたり、マクロとして記録されます。
- 完全なマクロ記録と編集 ユーザーの操作はPythonコマンドとして実行されます。後で再実行するために、それを記録、必要に応じて編集した上で、保存しておくことができます。
- (ZIPベースの)複合ドキュメント保存フォーマット FreeCADドキュメントは、.FCStd拡張子付きで保存されます。このフォーマットには、図形、スクリプト、サムネイル・アイコンなど様々な種類の情報を保存できます。.FCStdファイルはzipアーカイブなので、FreeCADのファイルは保存時に既に圧縮されています。
- 完全にカスタマイズ・スクリプト化可能なグラフィカル・ユーザー・インターフェース QtベースのFreeCADのユーザー・インターフェイスは、Pythonインタープリターから全てアクセスできます。FreeCAD自体がワークベンチに提供する単純な機能だけではなく、Qtフレームワーク全体にアクセスできます。ユーザーは、ウィジェットやツールバーを作成、追加、ドッキング、変更、削除など、GUIに対してあらゆる操作を行うことができます。
- サムネイラー (今のところLinuxシステムのみ): GnomeのNautilusを始めとしたほとんどのファイルマネージャーアプリケーションでFreeCAD ドキュメントのアイコン上にファイルの内容を表示します。
- モジュール化されたMSIインストーラー Windowsへの柔軟なインストールが可能です。Ubuntu用のパッケージも整備されています。
その他のワークベンチ
パワーユーザが作成した様々なカスタム外部ワークベンチがあります。。
User documentation
- Getting started
- Installation: Download, Windows, Linux, Mac, Additional components, Docker, AppImage, Ubuntu Snap
- Basics: About FreeCAD, Interface, Mouse navigation, Selection methods, Object name, Preferences, Workbenches, Document structure, Properties, Help FreeCAD, Donate
- Help: Tutorials, Video tutorials
- Workbenches: Std Base, Assembly, BIM, CAM, Draft, FEM, Inspection, Material, Mesh, OpenSCAD, Part, PartDesign, Points, Reverse Engineering, Robot, Sketcher, Spreadsheet, Surface, TechDraw, Test Framework