Std VarSet/ja

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共通・変数セット

メニューの場所
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ワークベンチ
全て
デフォルトのショートカット
None
バージョンで導入
1.0
も参照してください
スプレッドシート・ワークベンチ, DynamicDataワークベンチ

概要

共通・VarSetコマンドでVarSetを作成できます。VarSetとは、数式から変数として参照できるプロパティー(属性)の集合です。

プロパティー(属性)を追加するためのダイアログボックス

使い方

  1. 以下のいずれかで、新しいプロパティー(属性)の作成をします。
    • 新しい変数セットを作成するには、 変数セットを作成ボタンを押してください。
    • 既存の変数セットにプロパティーを追加するには、ツリービュー上で対象の変数セットをダブルクリックしてください。
  2. プロパティーを追加ダイアログボックスが開きます。
  3. プロパティー名を入力します。
    • 同一変数セット内でプロパティー名が重なってはいけません。
    • プロパティー名には英数字とアンダースコア(AZaz09_)のみが使えます。
    • プロパティー名の最初の文字に数字は使えません。
    • FreeCADでは、プロパティー名にアッパー・キャメルケース流儀を使う慣習があります。つまり、各単語の先頭の文字を大文字にし、単語間には空白やアンダースコアは含めません。プロパティー・エディターでは、属性名を読みやすくするために(キャメルケースで表現した)各単語間にスペースを入れて表示します。したがって、この慣習に従うことをおすすめします。
  4. プロパティーのをリストから選択します。利用できるほとんどの型については主要なプロパティー(属性)の型で説明します。
  5. プロパティーのを入力します。単位を持つ型を選択した場合、単位を入力しても構いません。
  6. さらに別のプロパティーを続けて入力する場合は、別のプロパティーを追加するチェックボックスをチェックしてください。
  7. 必要に応じて、プロパティーのツールチップを入力してください。
  8. OKボタンを押してください。
  9. 別のプロパティーを追加するチェックボックスをチェックした場合は、再度ダイアログボックスが開き、別のプロパティーを続けて追加することができます。
  10. 最後にキャンセルボタンを押してください。

主要なプロパティー(属性)の型

FreeCADでは多くのプロパティー(属性)の型を使うことができます。以下の表に主要なプロパティーの型を示します。詳細についてはFeaturePythonカスタムプロパティーを参照してください。

プロパティー型名 デフォルトの単位(存在する場合) コメント
App::PropertyAngle ° (または deg)
App::PropertyBool trueまたはfalse条件式で使うことができます。
App::PropertyDistance mm
App::PropertyFloat 浮動小数
App::PropertyInteger 整数
App::PropertyLength mm App::PropertyDistanceと似ているが、負にはならない。
App::PropertyString 文字列

補足

スクリプト処理

import FreeCAD as App

doc = App.ActiveDocument

var_set = doc.addObject("App::VarSet", "VarSetName")
var_set.addProperty("App::PropertyInteger", "MyNumber")  # Property is added to the Base group.
var_set.MyNumber = 123
var_set.addProperty("App::PropertyString", "MyText", group="SomeGroup", doc="Some tooltip information")
var_set.MyText = "Abc"

doc.recompute()